31年前のハーバードビジネスレビューで特集されていた事はアレだった

もう笑っちゃうしかないね、ウヘっ、ウヘっ、ウヘっ。何じゃそりゃと。人間の進歩なんてこんなもんさ。面白いところへ出掛けて想像の斜め45度の発見をしてきたよ。

昨日は立川市にある東京都立多摩図書館(*1)に行ってきた。何と東京都立図書館では定期的にバックヤードツアーを行っていて書庫を案内していただきながら見学することができる(ブラボー!素晴らしい!拍手 x 100回)。本好きには堪らないお・も・て・な・し。職員は皆、見るからに真面目そうな人達だった。現場の公務員はこうだよ。
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さて東京都立多摩図書館は普通の公立図書館とは仕組みというか蔵書が違う。この図書館、雑誌と児童書を集中的に集めて保管している調査研究型の図書館。と、ここまでは行く前に何とな〜く調べが付いた。WEBのお陰だね。ところが閉架書庫に案内されて入るや否や「雑誌」の範囲が想像を超えるものである事がわかった。例えば、企業が発刊している技術雑誌や各学会の論文集、さらにはニッチな趣味系の小冊子に近い雑誌に至るまで、ありとあらゆる「雑誌」が収集され分類されている。
例えば1945年8月といえば第二次世界大戦が終結した敗戦の月、そんな8月の日本を撮った1945年8月25日号のアサヒグラフが蔵書としてあるわけですよ!驚いた事に既に原爆は記事になっているけれども映っている街の人々の表情が明るい。1945年8月から年末の4ヶ月間に200近い雑誌が創刊されたという事も驚きだった(゜o゜;。言論統制が無くなってすぐ動いた人達が大勢いたんだ。また女性の皆さんなら誰でも1度は手にとった事がある、男性でもその名を知らぬ人はいないananの創刊号は「anan ELLE JAPON」とELLEの日本版という位置づけだった事がわかる。この創刊号もきちんと蔵書されていた。そうそう週刊漫画雑誌もバックナンバーがズラッとあったけど私は幸か不幸か週刊漫画雑誌を定期購入した事が1度もないので興味はそれほどでもなかったけど。

さてそんな私は大変興味深く面白いものを書庫で見つけてしまいまった。目に止まったんだもん。それはハーバードビジネスレビュー1984年7月号(*2)。ググっても表紙すらヒットしないレアもの。31年前の1984年にはいったい何が起きていたかというと、1月に初代Macintoshがアップルコンピューター社から発売され、奇しくも翌日(時差の都合で同じ時間帯になるが)日本の朝刊各紙に「ベータマックスはなくなるの?」という歴史に残る広告が掲載され始めた(連続4日間)。3月にはグリコ・森永事件発生、6月トヨタMR2発売、7月はロサンゼルスオリンピック開催、10月には有楽町マリオンが完成。そんなMacintosh発売のマイコン第二世代の幕開けのこの年、7月号のハーバードビジネスレビューの特集は何と「コンピュータセキュリティ」。私は目を見張りましたよ。何じゃこりゃ?と。この頃から既にコンピュータセキュリティは課題に挙げられていたんですね。もちろん当時はPC/AT全盛のPC-DOSの時代。時代が変われどもやってる事はそんなに変わるもんじゃぁないという実例でしょうか。因みに前後の号の特集はドラッガーとコトラーのオンパレードで背表紙が飾られていて、こっちも代わり映えしないところは一緒。

*1 新図書館が西国分寺で2017年1月開館を目指して建設中。開架書庫がぐーんと広がる模様。
*2 Webから蔵書検索したけれども2000年以前のHarvard business Reviewは出てきません

投稿者: yama

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